食物アレルギーの原因となる食べ物

2022年8月29日

食物アレルギーの原因となる食べ物

乳幼児における主な原因

乳幼児の食物アレルギーの原因はどんなものが多いでしょうか?

主な原因は鶏卵、乳製品、小麦が多く全体の60%を占めています。
ほかにも甲殻類、そば、魚類、ピーナッツ、魚卵、大豆、肉類など様々です。

 

 

 

 

 

年齢によって変わるアレルゲン

アレルゲンになる食べ物の種類は年齢による違いがあります。
0~3歳までの上位アレルゲンは鶏卵、乳製品、小麦ですが、それ以降になると甲殻類や果物類、ピーナッツ、そばなどが上位にあがります。

また、乳幼児期に鶏卵、乳製品などは学同時期に食べられることが多いですが、一方新たな食べ物がアレルゲンになることもあります。

私と娘の場合

娘が生後半年で血液検査を受けて、特定疾患になる食物アレルギーの認定をされて、まず最初に説明が医師からあったことは、
①今後の食物アレルギー児の離乳食の進め方、
②母乳だったので引き続き母子ともにアレルゲンの鶏卵、乳製品、小麦関係の食品を除去すること。
③「食物アレルギー日記」という冊子を渡され、それに朝昼晩と食べたものやそれによって発症した娘の肌の様子を観察したり、アレルギー状況を毎日記せるようになったノートでした。

 

 

 

 

④鶏卵、乳製品、小麦、大豆、牛肉のアレルゲンがある娘の代替えになる食品の一覧表をもらいました。

①食物アレルギー児の離乳食の進め方

除去食療法の目的は①症状の改善、②アレルギーマーチの予防です。

①症状の改善目的

一人ひとり子供の状態にあった食べ方を具体化をしていきます。

強い反応があった場合は中止し、弱い反応や疑わしい反応の場合はそのあと2~3回与えて判断をします。
母乳の場合で母親も食事制限が大変な場合は母乳の代わりにアレルギー予防ミルクを与えます。
重症児や多種類アレルギーのある場合は離乳食の目安開始を2週間~1か月ほど遅らせます。

②アレルギーマーチとは?

アレルギーになりやすい子供が成長するにつれて、いろいろなアレルギー疾患に順番にかかっていく様子のたとえです。
食物アレルギーの後にアトピー性皮膚炎になったり、空気中のアレルゲンに対する気管支喘息などにかかる傾向にあります。

私と娘の食事制限

ずっと母乳を続けていた私は、正直、自分自身が食事制限をずっとしていることがしんどく、つらいと思う日々でした。

病院で食物アレルギーの認定を受けてから、まず最初にすぐに薬局屋さんに行き、アレルギー代用のミルクを購入しました。
アレルギー用ミルクは普通の粉ミルクよりもちょっと高いし、商品を置いている薬局も限られていました。
それでも自分が少しでも楽になりたいと思いました。
全部ミルクに移行する気はなかったのですが、気持ち的に少しでも解放されたいと思いました。
アレルギー用ミルクは「ニューMA1」だったと思います。

 

Amazon.co.jp: 森永 MA-mi 800g ミルクアレルギーのお子さまのために 粉ミルク : 食品・飲料・お酒

 

 

 

 

 

普段母乳を飲んでいる娘はある日突然違う味のミルクを口の中に入れられ、
もちろん「ベ~」っと全部吐き出す始末。
「やっぱり無理だよね」と思いつつ、2,3日無理に飲ませていたらごくごく飲んでくれるようになりました。

離乳食を進めつつ、足りない分はアレルギー用ミルクと精神安定剤として母乳をあげる日々のスタートです。
一つ一つの食材が娘の体には大丈夫かどうか、離乳食として取り入れる場合は慎重に。

食物アレルギー

参考資料:子供が喜ぶ食物アレルギーレシピ100 
     監修 海老澤元宏(国立病院機構相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部長)